*新築一戸建て内覧会同行立会いチェックで検出した居住生活使用上の不具合事例*

新築一戸建て建売住宅の引渡し前内覧会に同行した一級建築士が、住生活機能品質を検分チェックで検証した居住生活使用上の不具合事例集です。

新築一戸建て住宅は 恒久の機能 安全とデザイン(利便性)を兼ね備えた 家族を守る不動財産

検証した象例は入居後、直ちに異状をきたす事ないが、年月経過に伴い住宅各所を損傷させ得る劣化耐久不良象例です。

 目次 

LV3 一戸建て引渡し前内覧会同行・住生活使用上の不具合事例(住生活機能耐久性に支障ある象例)

3-1 フローリングの床鳴りと軋み現象不良(居住生活歩行時に著しく支障ある不具合事例)
フローリング床材の床鳴りと軋み現象不良例
  • 新築一戸建て住宅の洋室床材に使用された内装床仕上げ用フローリング材です。
  • 青テープで×印貼りした部分が"床鳴り・軋み不良事象"が生じている箇処です。
  • どのような部位・箇所で在っても 「一時しのぎ補修」ではなく 10年以上の長期を見据えた改善方法の是正が必要です。
3-2 照明スイッチと階段手摺りが干渉した操作機能不良(日常の生活操作上極めて不合理な不具合事例)
照明スイッチと階段手摺りが干渉した機能不良例
  • 新築建売戸建て住宅の階段壁に"照明スイッチが階段手摺りと干渉"しています。
通常配置状態スイッチと手摺り画像
  • 新築戸建て住宅に 折角良き器具や部材が採用されても 使い勝手の悪い配置不良事象では何の意味も在りません。配置変えの改修是正が必要です。
右写真はスイッチ位置を適切に配置した通常の施工例
3-3 壁際隙間の洗面台撥ね水滴侵入予防処置欠落(日常頻繁使用における内装劣化加速の不具合事例)
洗面台撥ね水滴が壁際隙間侵入不良例
  • 新築戸建て建売住宅の洗面使用時に"撥ねた水滴が洗面台脇壁の隙間に侵入する不良事象"です。
壁際に止水シールが施された適正な標準施工事例画像
  • 当該壁の隙間は通風性がわるく日常清掃もできない状況の事実から、壁面や床面などにカビの発生を誘因させる不要な隙間となる不具合です。右写真は一般的な壁際の止水処置形態です。
  • 新築一戸建てページの洗面台壁際水滴侵入隙間に戻る
3-4 キッチン水栓の回転角度不良・配置欠格事象(生活安全機能低下及び内装劣化加速の不具合事例)
キッチン水栓回転角度不良/配置欠格の事象
  • 新築一戸建て建売住宅・キッチン水栓の吐水口がシンク外に旋回する(スパウトアウト)機種設定不良状態です。
  • この品質不良事象はキッチン水栓使用する作業時に吐水が調理台まで越境した現状から、流し台の周囲に水が飛び散る拡大現象および床面に下流した吐水流は床材の腐朽加速を誘因させる住宅持続機能に支障及ぼす直現象なき不具合です。
  • 更に 盛付け中作業時であれば料理品を台無しにするばかりか、油系加熱調理器具から盛付け中ならば人体に火傷を負わせる恐れのある危険な不良状態です。
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3-5 キッチン水栓ホース・給水菅バルブ絡み不良(日常生活使用時に器具機能低下・損壊の不具合事例)
キッチン下内部の事象箇所全体画像シャワーホースの給水バルブ絡み画像
  • 新築一戸建てキッチンシンク下部の"日常生活作業時に著しく危険な不具合"です。
  • キッチン水栓の出し入れシャワーホースが給水バルブのコック部分に絡んで、シャワー水栓が引出せない不具合事象だけでなく、継続使用の年月経過に伴いシャワーホース部分が損壊する要因です。
  • 更に給水バルブ接続継手管部分の損傷に伴う水漏れ事故に至り得る「居住安全生活使用上支障ある」が危険予知可能な施工不良実態と考査する。
3-6 洗面化粧台シャワーホースの格納不良(生活使用機能低下・直下建材腐朽加速の不具合事例)
洗面化粧台シャワーホース格納不良例
  • 新築一戸建ての格納バケットに水栓シャワーホースが収納されない不具合です。
水栓シャワーホースが白色格納ケースに収納された適正状態
  • キッチンシンク下内部の日常生活使用時における軽視できない品質確保欠格の施工不良です。
  • 日常隠れる部分の不具合は、再発しない状態に確実な改善是正修理が肝要です。
右写真は水栓シャワーホースが白色格納ケースに収納された適正な施工状態例です。
3-7 天井面陰影発生現象・屈曲変形の天井平坦不良(視覚的違和感ある精神的苦痛の不具合事例)
天井面に陰影現象が生じた異状部分天井面が陰影事象した部分の天井面屈曲変形検証
  • 新築戸建て売建住宅の寝室の天井仕上げ面に生じている陰影現象の異変事象です。この異変事象は、天井仕上げ面が屈曲状の変形した 天井下地の平坦調整不良が主原因する施工精度不良です。
  • 天井面異状事象は屈曲計測高16mm 屈曲計測距離300mmの現状検証から屈曲変形度は約53/1000であり、明らかに「瑕疵が存する可能性が高い」極めて異様感ある天井構造部分の施工精度不良です。

助言:この異変事象を初めて観る買主さんには軽微な不具合と認識されやすく、売主側説明者から「これ位の状態は…」とか「入居後のアフターで…」などと力説されて承知してしまう方もおられますが、引渡し後の改修是正工事では何かと難しくなる事柄も予知されて下さい。

3-8 壁側面陰影発生現象・屈曲変形の壁平坦不良(視覚的違和感に因る精神的苦痛の不具合事例)
壁側面に陰影現象が生じた異状部分
  • 建売住宅新築戸建ての寝室壁仕上げ面に生じている陰影現象異変です。この異変現象は、壁仕上げ面が屈曲状の変形した 壁下地の平坦調整不良が主因する施工精度不良です。
  • 壁平坦不良検証では"壁構造部分に屈曲計測高2mm 屈曲計測距離160mmにて、屈曲変形度が約12/1000"の結果から「瑕疵が存する可能性が一定程度存する」著しい異様感ならび住生活備品設置に支障ある施工精度不良です。
3-9 内装壁面の著しい屈曲変形不良(生活装飾品設置支障及び陰影現象要因の不具合事例)
内装壁面に著しい屈曲変形した不良箇所屈曲変形部分の計測検証方法
  • 新築戸建て建売住宅の内装壁に著しく屈曲した平坦不良の壁面変形異状です。
  • この施工精度不良事象は、壁仕上げ面が屈曲状の変形した 壁下地の平坦不良が主な原因です。
  • 現状検証では"壁構造部分に屈曲計測高3mm 屈曲計測距離230mmにて 屈曲変形度は約13/1000"である実状から「瑕疵が存する可能性が高い」異状な現状事象です。
  • この現状は 入居後に太陽光や照明光の方向 並び 輝度光色次第で壁面に異様な陰影現象を生じさせる要因となる生活使用上の不具合です。
  • 新築一戸建てページの内装壁面平坦性欠落事象に戻る
3-10 内装壁面の著しいはらみ変形不良(生活装飾品設置支障及び陰影現象要因の不具合事例)
内装壁面に著しいはらみ変形の事象箇所はらみ変形状態部分の計測検証方法
  • 売建新築戸建て住宅のリビング壁面が、著しくはらみ状に膨れた平坦精度不良事象です。昨今 当該不良事象が多く検証されており、入居後に数々の異状現象を及ぼす不具合です。
  • この施工精度不良事象は、壁仕上げ面が屈曲状の変形した 壁下地の平坦不良が主な原因です。現状の計測検証では壁構造部分に屈曲計測高5.5mmあり 屈曲計測距離300mmである事からはらみ変形度は約18/1000であり「瑕疵が存する可能性が高い」極めて異状な現状です。

補足:当該異状事象がもたらす障害とは、入居後の住生活における絵画・写真パネル・時計を壁面掛けた場合などに僅かな風でも揺れる現象や、家具の配置や壁棚の設置時に支障事態に成り得る、住生活付帯備品設置障害兆候の不具合事象と考査します。

3-11 内装壁面の歪み倒れ変形不良(家具備品配置に伴い支障及ぼす不具合)
歪み倒れ変形した天井付近の検証測定結果内装壁面に著しく歪み倒れ変形した箇所歪み倒れ変形した巾木上端部分の検証測定結果
  • 売建新築戸建て住宅の寝室内装壁面が、著しく歪み倒れた垂直性不良事象です。この不良事象は壁体面が歪み倒れ状に変形した著しい精度不良の検証実例です。
  • そして、当該垂直精度不良程度であれば工事中に発見可能部位であり、これ精度管理放置した点においても施工瑕疵及び住宅販売責任相当の実態です。
  • 現状検証では巾木上端数値111ミリ画像 "壁構造部分に歪み倒れ計測高6.6mm 歪み倒れ計測距離2130mm"から、歪み倒れ変形度は3/1000以上であり「住宅構造に関する瑕疵が存する可能性が一定程度存する」施工精度欠格です。

苦言:当施工精度現状を住宅構造の瑕疵ではないと仮定しても、入居された時に家具の設置や壁棚の取設時に支障およぼし得る住生活備品機能障害の不具合に至る事に変わりないと考査する。


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