*新築一戸建て内覧会同行のチェック立会いサポートで検証した構造安全強度不具合事例*

木造住宅対震を構造調査ならび耐震診断で培った知見に裏打ちされた一級建築士が木造住宅構造品質を精度チェックで検証した、安全構造強度に支障およぼす不具合事例を本章にて照会いたします。

新築一戸建て分譲住宅でも、構造デザイン 安全 機能を備えたご家族の恒久財産

ガルア式チェックシートを使用する標準サポートでは、建売一戸建て住宅の構造品質チェック検出した不適格な欠損・損傷、甚大な損壊箇所と、その事象が齎す後々の不具合を依頼人に報告や解説をしております。

尚、ここで紹介する全事例は改善・改修が可能な象例です。
また、弊社で照会する不具合事例は住宅不安を煽る目的で公開している訳でもございません。

由って、"知らない事も安心の一つ"との思想から、「できている物に…建売だから…仕方がない」とお考えの買主さんにおかれましては、失礼ながら、ご覧にならない事が良いかと思われます。

 目次 

LV7 一戸建て引渡し前内覧会同行構造安全性不具合事例(木造住宅構造安全上 軽視できない象例)

7a 木造躯体・屋根面材(野地板)編
屋根面材検証箇所象例屋根面材検証象例の所見と事例対象
  1. 引渡し前内覧会同行チェック
  2. 買主内見チェック立会い同行
  3. 再内覧同行立会い
  4. 確認同行立会い

7a-1 屋根構造・野地板張付け欠格事例(屋根面材構造の強度耐力と耐久性能に支障ある事象)

屋根構造・野地合板の釘打ち止めが当てられてない施工不良箇所
  • 当該検証事例は木造2階建ての新築戸建て建売住宅です。
  •  内覧会同行チェックの屋根裏進入精査による検出した屋根面構造合板野地板の釘打ち止めが外れた施工不良実態です。
  •  合板野地板の取付け釘N38を150㎜間隔で垂木に当てられてない不良事象が他箇所にも検証された現状から「屋根構造強度および耐久性能に支障ある瑕疵」が存在する新築住宅と考査します。

警鐘:昨今の異常気象に起因する大型台風・65㎧級強風が飛来する日本です、標準の施工を極普通に仕事される事を望みます。

7a-3 屋根構造・野地合板割れ損傷事例(屋根面材構造の強度耐力と耐久性能に支障ある事象)

屋根面材の野地合板が割れ損傷箇所野地合板が割れ損傷箇所の部分焦点
  • この検証事例は木造2階建ての新築建売一戸建て住宅です。
  •  屋根裏進入精査を含む内覧会同行買主サポートで検証した屋根面構造の野地合板材が割れ損傷した異常な建材不良現状です。
  •  新設材である合板野地板の割れ損傷事象が検証された現状から、部材耐久性能ならび屋根構造強度に支障ある部分が存在する」新築建売住宅と考査します。

警鐘:建築施工知識を少しでも有する者が観察すれば、このように割れ損傷する事態は施工中に解って筈です、原因は施工精度管理の不作為によるものであり、耐久性能低品質の新築住宅に他人が住まう事への恥を知らない仕事です。

7a-4 屋根構造・野地合板湿潤不良事例(合板変形に伴う屋根構造耐力維持と防腐性能に支障ある事象)

屋根面材の野地合板が湿潤した痕跡の不良箇所屋根面材の野地合板が浸透した痕跡の不良箇所野地合板が湿潤した痕跡箇所を含水計で検証
  • 当不具合事例は木造2階建ての新築戸建て建売住宅です。
  •  内覧会同行サポートの屋根裏進入精査でチェックした、屋根面材の野地合板材が湿潤事象の実態です。
  •  目視可能範囲の検分では湿潤痕跡部分の野地合板に膨らみ・反り・捩れ変形は生じておらず、含水率は11.5゚/wtの現況から合板材自体には異常がないと言える。
  • しかし、乾燥状態や釘止め部分の合板材状況によっては「腐朽化の加速および屋根面構造の維持耐久性に支障及ぼす恐れが在する」新築完成時の建売住宅と考査します。
屋根下地合板材の通常的な含水率参考数値例 右写真は屋根下地合板材含水率の一般的な計測値です(7.9゚/wt)

補足:合板材自体は短時間の濡れに対しては十分に乾かせば強度上の問題はないが、長時間曝露された場合には加水分解が進行して単板部の木材成分(リグニン物質)が水で溶けだして拡散・膨張アクのようなシミが現れ、その部分にカビの植生要因もある。

参考資料:(財)日本木材総合情報センター、日本合板工業組合連合会

7b 木造躯体・小屋組み-垂木部材編
垂木部材検証箇所象例垂木部材検証象例の所見と事例対象
  1. 引渡し前内覧会同行チェック
  2. 買主内見チェック立会い同行
  3. 再内覧同行立会い
  4. 確認同行立会い

7b-1 垂木部材・破損事例(屋根構造の強度耐力と耐久性能に支障ある事象)

垂木部材の仕口部分が裂け割れて破損した部材不良箇所
  • 当垂木部材の破損事例は在来工法木造2階建ての新築一戸建て建売住宅です。
  •  内覧会立会いチェックで検証した、風圧や積雪加重を支える屋根面構築骨組み部材である垂木材の仕口部分が割れ破損した構造部材の実状欠格です。
  •  住宅引渡しに至る迄の期間に自然災害等で被害した事実はなく、また乾燥割れ事象の要因が見当たらない現状から、木材加工時もしくは建築工事中に破損したと考えられる施工業者側の「瑕疵が存する可能性が極めて高い」と考査します。
一般的な施工で用いる垂木部材の接合金具参考例
  •  当該サイズ(2×4)の垂木材をこの様に組み掛ける場合、一般的な施工では右写真の接合金具等(参考)を取付けるが、それさえ無視するので在れば、枠組壁構法用材木を併用しない方法で施工すべき部位である。

回想:本住宅は住宅業界大手のブランド名高き戸建て住宅ですが、品質管理担当者の品質認識不足から是正確認会を繰返し実施した次第です。要約すると「大手=大丈夫」は風説のようです、法定工事監理者・現場管理責任者の方々は何を成して食べているのでしょうか。

7b-3 垂木部材・仕口破損事例(屋根構造の強度耐力と耐久性能に支障ある事象)

垂木材の仕口部分が割れ破損した不良箇所隅木部材に取付ける垂木材の仕口部分が割れ破損した不良箇所
  • この垂木部材の仕口破損事例は新築一戸建て木造在来工法の建売住宅です。
  •  内覧会同行の買主チェック立会いサポートで検出した、屋根面構築骨組み部材である垂木材の仕口部分が釘打ちで破損割れした構造部材の打損現状です。
  •  引渡し前住宅を買主が現物確認を行う迄の工事期間中に30㎝を超える積雪および風速30㎧以上の天候、または震度6.5以上の地震を受けていない実状から、木材加工時もしくは建築工事中の釘打ち作業時に破損した状況的事象観察にて「施工瑕疵が存する可能性が極めて高い」と考査します。

余談:近年 多発する象例ですが、粗雑な技能を木材や道具に転化した言い訳は"的外れの責任逃れ"に聞こえます、日本職能人の確たる誇りを執り戻されるよう望みます。

7b-5 垂木部材・煽り止め接合金具取付け不良事例(屋根構造の耐風強度低下と対震耐久に支障ある事象)

軒桁材に掛ける垂木材の煽り止め接合金具が取付け不良した箇所
  • 当該 煽り止め金具取付け不良事例は、木造3階建ての新築戸建て建売住宅です。
  •  内覧会立会いチェックで検出した、軒桁材に掛け状態で取付けされた垂木部材の煽り止め用の接合金具が取付け不良した現状です。
  •  目視による煽り止め接合金具の変形および不十分なビス締付け現状検証から、一部の事象在れども「風速30㎧の風圧力に耐える短期強度が低下」した部位が在する木造3階建て住宅と考査します。

7b-7 垂木部材・打損割れ事例(屋根構造の強度耐力と耐久性能に支障ある事象)

垂木材の接合金具ビス部分で打損割れした箇所
  • 当 垂木部材の打損割れ事例は、木造2階建ての新築建売一戸建て住宅です。
  •  内覧会同行サポートの屋根裏進入精査で検分した当該事象は、屋根構造で主要な垂木材の接合金具ビス部分で垂木部材側面が割れ損傷]した打損実態です。
  •  事象検証では打込まれたビスを中心とした垂木長尺方向左右に長さ20㎝以上にわたり、割れ幅0.3㎜以上0.5㎜未満のひび割れた事象現状から「瑕疵が存する可能性が一定程度存する」基礎耐力上支障ある軽視できない打損割れと考査します。

7b-8 垂木部材・ひび割れ損傷事例(屋根構造の強度耐力と劣化耐久性能に支障ある事象)

母屋に掛け付近の垂木材裏底面にひび割れ損傷は生じた箇所
  • 本事象の垂木部材ひび割れ損傷象例は、木造3階建て準耐火建築物にて完成された新築一戸建て建売住宅物件です。
  •  屋根裏内部の進入精査で検分したひび割れ損傷は、複数の垂木材で検出された欠格木材もしくは施工不良の瑕疵実態です。
  •  当該ひび割れ部分の検証では、垂木材裏の底面部に幅0.5㎜以上のひび割れが点在して生じており「瑕疵が存する可能性が高い」損傷事象です。
  • 地上3階建て住宅である屋根構造耐力の短期応力強度および近年の異常な強風・大雨気候を鑑み、木造住宅耐久強度の安全性に著しく支障ある損傷と考査します。

回想:当該住宅の元請け建築会社はテレビ放映のCMでは名のある設計・施工および販売も行う戸建て住宅業者です。
しかし、内覧会の対応ではその下請け工事業者の職人らしき者があたかも元請け会社職員を装って応答し、終始「有償で直します」の一点張り回答で買主さんを威圧する有り様、施主である売主会社の担当職員さえも呆れ顔で俯瞰する様でした。依ってCMで有名=良対応は間違った風潮です。

7b-9 垂木部材・断面欠損事例(屋根構造の強度低下および劣化耐久性能に支障ある事象)

垂木材2面側部に入り皮欠点が混在した木材箇所
  • この垂木部材・断面欠損事例は、木造2階建ての新築一戸建て建売住宅です。
  •  内覧会同行サポートの屋根裏進入精査で検分した当該事象は、垂木材下端の2面側部に"入り皮"呼ばれる木材欠点が混在した垂木部材・断面欠損の構造部材サイズ欠格実態です。
  •  入り皮欠点事象部分による欠損検証では、幅平均15㎝、長さ27㎝の入り皮欠点現状から、「建築木材品質不良および構造木材の断面サイズ欠格」が混在した新築木造一戸建て建売住宅と考査します。
7c 木造躯体・小屋組み-母屋部材編
棟木・母屋部材検証箇所象例棟木・母屋部材検証象例の所見と事例対象
  1. 契約前・内見同行立会い
  2. 引渡し前内覧会同行チェック
  3. 買主チェック同行立会い
  4. 確認会立会い同行

7c-1 母屋部材・継手-接合欠格事例(主要構造部材の母屋継手が接合欠格した継手耐力不良象例)

母屋材の継手部分に接合金具が欠落した箇所母屋材の継手部分に接合金具が欠落した箇所を拡大
  • この検証事例は、在来工法木造3階建ての新築建売住宅一戸建て物件です。
  •  内覧会同行チェックの屋根裏進入精査で検出した、小屋組み構造部材の母屋梁と母屋の継手接合部が耐力不足した施工欠格実態です。
品質確保法で推奨する母屋継手の接合方法
  •  母屋部材の継手は右図に示す接合方法が適確な施工方法として品質確保法で推奨されており、当該継手箇所の場合は裏側面ともに母屋材継手部分に"ひら金具"が欠落した現状である。
  • 由って「母屋材継手の接合部に耐力不足が存在する」新築建売住宅と考査します。
母屋材継手が適格に接合された施工参考例

参考:右写真は"ひら金具"で接合した一般的な母屋材継手の施工例です。
耐震性を考慮した適格な接合金具で強靭に組み造られた施工です。

7c-3 母屋・仕口-部材割れ損傷事例(主要構造部材の母屋仕口が割れ損傷した部材耐力に支障ある象例)

母屋材の仕口部分が割れ損傷した仕口耐力不良箇所
  • この検出物件は、新築建売一戸建て住宅の木造2階建て在来工法です。
  •  屋根裏進入精査を重視依頼の買主内覧会同行で検証した母屋材の仕口部分が割れ損傷した、構造木材品質または施工品質欠格実態です。
  •  母屋仕口損傷部分の検証では、母屋材側面部に幅0.5㎜以上のひび割れ事象現状から「瑕疵が存する可能性が高い」事象であり、小屋組み構造の母屋材仕口部分に割れ損壊が存在する新築建売木造住宅と考査します。

7c-6 母屋・継手仕口-部材裂け割れ損傷事例(母屋構造材が接合部で裂け割れ損傷した木材強度欠格象例)

母屋材が継手部分のカスガイ打ち部分で母材が裂け割れ損傷した欠格箇所母屋材が仕口部位のカスガイ打ち部分で母材が裂け割れ損傷した欠格箇所
  • 当該事例は、在来工法木造2階建て新築完成直後の一戸建て建売住宅です。
  •  屋根内部の屋根構造耐力上主要な母屋側部に幅0.5㎜以上の裂け割れ損傷が生じた現状検証から[瑕疵が存する可能性が高い]住宅構造不良と考査します。
  •  屋根構造部材の安全強度や耐久性能性に支障ある人因的な施工不良、もしくは建築木材規格外品材などが窺われる不良事象です。
母屋継手をカスガイ打ちした母屋材の通常状態例

補足:如何なる事象原因であれども、正常な状態(右写真)と異なる現状は明確であり、買主が要求する『構造耐力上の安全性に関する理論的根拠の証しが必要』となる異常な接合事象です。

7c-8 母屋部材・ひび割れ不良事例(母屋構造部材が接合部で裂け割れ損傷した木材強度欠格象例)

母屋材がひび割れ損傷した不良箇所母屋材がひび割れ損傷した不良箇所の焦点
  • 当該不具合検証事例は、木造3階建て在来工法の新築一戸建て売建て住宅です。
  •  引渡し前内覧会の立会いチェック同行時に屋根裏進入精査で検出した、小屋組み構造部材の母屋材がひび割れ損傷した建築構造木材の不良実態です。
  •  現状事象の検証結果は、❶母屋部材のほぼ全てがひび割れ損傷している❷人口的な「背割れ」では無い❸母屋側部の全長にわたり幅1.4㎜以上の割れが生じている❹材寸に対する間隔で支える小屋束が欠落している実態から、建設省告示第千六百五十三号による[瑕疵が存する可能性が高い]小屋組み構造部材が混在する木造3階建て住宅と考査します。

奥付:設計・施工・販売を営むこの売り手業者は、社名を聞けばテレビのコマーシャル放映を思い出す方が多いと思われる、販売棟数トップクラスの企業です。日本住宅業界の未来を憂うばかりです。

7d 木造躯体・小屋組み-小屋束部材編
小屋束部材検証箇所象例小屋束部材検証象例の所見と事例対象
  1. 引渡し前内覧会同行チェック
  2. 確認会同行
  3. 買主内見チェック立会い同行
  4. 契約前内覧会同行立会い

7d-1 小屋束材・接合部上端-隙間不良事例(屋根架構部材を支保する小屋束仕口の強度低下象例)

小屋束の上端部に隙間事象した材寸不足の不良箇所
  • 本小屋束の検証例は、新築木造2階建ての建売一戸建て建売住宅です。
母屋部材と小屋束材上端が耐震性の接合金具で施工した良例
  •  屋根裏の小屋束材上端部に材寸不足性の高さ4.5㎜以上の隙間が生じた事象が多箇所で検証された現状から[瑕疵が存する可能性が高い]小屋束構造材が存在する新築木造2階建て建売住宅と考査します。

補足:右写真は耐震性の接合金具を使った施工例です。
経年劣化の老朽化住宅で観かける事象ですが、近年の新築住宅でも見かける不良事象です。

7d-2 小屋束材・接合部下端-浮き離脱不良事例(屋根架構部材を支保する小屋束仕口の強度低下象例)

小屋束の下端部に浮き離脱した材寸不足の不良箇所小屋束の下端部に浮き隙間事象した材寸不足の不良箇所
  • この小屋束検分事例は、木造2階建ての新築建売一戸建て住宅です。
  •  小屋組み構造部材である小屋束材の下端部が浮き離脱した木造躯体構造接合部(仕口)の不良事象です。
  •  事象現状の検証では、❶9㎜以上の浮き状離脱が生じている❷小屋束材に傾きの歪みがある❸他の箇所も同様の事象が認められ現状結果から[瑕疵が存する可能性が高い]小屋組み構造が存在する新築木造2階建て建売住宅と考査します。
小屋桁部材と小屋束材下端が補強金具で連結された施工良例

助言:右写真は接合金具を取付けた事例ですが、浮き離脱事象に効果のある補強金具を含めた耐力強度計算で十分に検討された、安全性と耐久性の確保が重要と考えます。

7d-4 小屋束・部材仕口-裂け割れ不良事例(屋根架構部を支保する小屋束部材の耐久強度低下象例)

小屋束下端の接合部が母材割れした打損箇所小屋束下端の接合部が母材割れした打損箇所小屋束下端の接合部が母材割れした打損箇所
  • 本 小屋束調査事例は、新築木造3階建ての一戸建て建売住宅物件です。
  •  小屋組み構造部材の小屋束材の下端接合部が裂け割れした木造躯体構造接合部(仕口)の不良事象です。
  •  屋根裏の小屋束材下端にカスガイ金具打ち部分から束母材が裂け割れしており、構造材接合部分における裂け幅0.3㎜以上0.5㎜未満の事象、および他所にも点在が検出された現状から[瑕疵が存する可能性が一定程度存する]事象が認められます。由って、裂け割れした小屋束構造材が点在する新築木造3階建て建売住宅と考査します。
小屋束脚部をカスガイ打ちした小屋束の通常状態例

啓蒙:右写真はカスガイ金具で打ち止めされた、極々一般的な小屋束の木材状態例です。
要は、金具打ちで裂け割れしない木材を選別して施工すれば良い、それが出来ないのであれば裂け割れしない取付け方法で施工すれば良い(木材の平衡含水量と材種・木目特性)
どちらで在れ、住宅需要者は安全で丈夫なマイホームを望んでいる実状を、供給者は忘れてはならない。(品質管理技術・原価管理技能)

7d-6 小屋束・木材-朽ち節混在不適確事例(屋根架構部材を支保する構造木材品質の耐久性低下象例)

小屋束に朽ち節混在木材を用いた不適切箇所小屋束木材の朽ち節部分
  • 小屋束木材の朽ち節検分は、新築木造2階建ての建売一戸建て住宅物件です。
  •  屋根裏進入精査を伴う内覧会同行で検分した小屋束の材縁部に朽ち節が混在した、構造木材品質の不適確事例です。
  •  小屋組み構造部材の小屋束材中央に位置する周部が朽ちた単独節断面の径比が77%以上の検証から構造用製材品質が確保されてないJAS規格外木材相当であり、強度に支障及ぼす影響が大きい部材が混在する木造一戸建て住宅と考査します。

参考資料:製材の日本農林規格-日本農林水産省告示第1920号

7e 木造躯体・小屋組み-小屋筋かい部材編
小屋筋かい部材検証箇所象例小屋筋かい部材検証象例の所見と事例対象
  1. 引渡し前内覧会同行チェック
  2. 買主内見チェック立会い同行
  3. 確認会同行

7e-1 小屋筋かい・たすき掛け-片面集中不良事例(住宅構造躯体品質の耐震強度性能が低下する象例)

けた行き筋かい部材が片面たすきで取付けされた不良箇所
  • 当 小屋筋かい材配置不良事例は、木造2階建ての新築一戸建て建売住宅です。
  •  引渡し前内覧会同行の屋根裏進入精査で検出された小屋組み構造の耐震部材である、けた行き筋かい材のたすき掛けが片側で取設した施工不良実態です。
けた行き筋かい部材が両面でたすき取付けられた適正施工例
  •  右写真の相交して取付ける適正施工に相違した施工現状から、小屋組み耐震構造の強度に支障及ぼす部位が在する新築一戸建て在来工法の2階建て建売住宅と考査します。

回想:一級建築士7名程が従事する施工業者の稚拙な手抜かり工事でした。

7e-2 小屋筋かい・構造部材-損壊事例(木造住宅の構造品質と耐震強度性能が喪失する象例)

構造部材の小屋筋かいが意図的に破壊された損壊箇所
  • この小屋筋かい材損壊例は在来工法木造3階建ての新築戸建て建売住宅です。
  •  引渡し前内覧会同行時の屋根裏進入精査で検出された小屋構造の耐震部材である、小屋筋かい材が事由不明の意図的に破壊された損壊実態です。
  •  当該部材の損壊に至った施工経緯の事由説明は最後まで無かったが、耐震構造の応力強度損失となる人因的破壊跡の残骸から、屋根耐震構造安全の欠陥と言わざる得ない、極めて悪質な施工で完成した新築住宅と考査します。

回想:当該住宅の売主会社はテレビ放映コマーシャルでお馴染みの住宅会社物件です。
『テレビコマーシャルで有名=安心』にならない結果にて、大変残念な引渡し前内覧会でした。

7e-3 小屋筋かい・構造部材-破損事例(住宅構造躯体品質の耐震強度機能を低下させる象例)

小屋筋かい材が破損した不良箇所小屋筋かい材が破損した不良箇所の焦点
  • 本 小屋筋かい材破損例は、在来工法木造2階建ての新築建売一戸建て住宅です。
  •  屋根裏進入精査を伴う内覧会同行で検分した、小屋筋かい部材が破損した構造木材欠格事例です。
  •  小屋組み構造部材・けた行き筋かい材破損事象が、自然性の事象か工事中に因るものかに関わらず、木材繊維方向に直交して開裂した事象現状から、小屋組み耐震構造に強度と耐久性に支障及ぼす部位が在する新築一戸建て在来工法の2階建て建売住宅と考査します。

回想:現状を自身の目で確認もせず「乾燥割れですから問題ありません!」言い張り続ける下請け業者には呆れるばかりでした。(剥利他売?)

7e-5 小屋筋かい・接合部-部材破損事例(住宅構造躯体品質の耐震性能に支障ある象例)

小屋筋かい材が打損性の母材破損した施工不良箇所小屋筋かい材が打損性の母材破損した施工不良箇所
  • 小屋筋かい材の接合部破損象例は、木造2階建ての新築一戸建て建売住宅です。
  •  新築一戸建て内覧会同行の引渡し前屋根裏進入精査で検証した、耐震構造部材の小屋筋かい接合部が部材破損した構造部材欠格事例です。
  •  屋根裏の小屋筋かい接合部材端部が裂け割れしたおり、裂け割れは釘打ちした部分を中心幅0.7㎜以上部材木口から母材中心部へ直線的に事象し、その他の部位においてもその点在が認められた打損現状から、小屋組み耐震構造に強度と耐久性に支障及ぼす部位が在する在来工法木造2階建ての新築建売住宅と考査します。

啓発:適格な木材を、的確な金具で、適確に施工することが望まれる。

7e-7 小屋筋かい・接合部-釘止め数不足事例(新築住宅の耐震構造性能に支障ある象例)

小屋筋かい材の接合部で裂け割れと釘止め数が不足した不良箇所小屋組みの桁た行き筋かい材が釘打ち数が不足した施工不良箇所小屋組み桁た行き筋かいの釘打ち数不足した施工不良箇所の焦点
  • この小屋組み構造・小屋筋かい材の釘止め数不足例は、木造2階建ての新築戸建て建売住宅物件です。
  •  引渡し前内覧会の立会いチェック同行において屋根裏進入精査で検証した、小屋組み耐震構造部材である筋かい材接合部の釘止め数が不足した軽視できない施工不良事例です。
  •  小屋筋かい材の検証では、接合部の釘打ちが1本、部材幅サイズ異常(左上段)である現状から、小屋組み構造強度の耐震性と耐久性に支障ある部位が存在する在来工法木造2階建ての新築建売住宅と考査します。
小屋筋かい材の接合部に釘2本打ちされた適正状態例けた行き筋かい材の接合部の参考図適正サイズの小屋筋かい材接合部に釘2本打ちされた状態例

参考:右画像は小屋筋かい材、けた行き筋かい材が{N50釘2本を平うち}した適正な施工事例です。
特に木造躯体に携わる作業員の方は、確かな建築知識のある有資格者から指示を受けて施工して下さい。(手抜きは人材から人罪に移行せし)

7f 木造躯体・軸組み-桁部材編
桁部材検証箇所象例桁部材検証象例の所見と事例対象
  1. 引渡し前内覧会同行チェック
  2. 買主内見チェック立会い同行
  3. 確認会同行

7f-2 小屋梁材仕口・強度不良事例(小屋構造主要な小屋梁材仕口の構造強度が不十分な不良象例)

小屋梁材の仕口強度が不十分な不良箇所
  • この小屋梁材検証例は、新築木造2階建ての建売一戸建て住宅物件です。
  •  買主内覧会同行での屋根裏進入精査で検出した小屋梁材仕口の構造強度が不足した、施工不良事例です。
  •  当該小屋梁仕口においては羽子板ボルトM12用いた接合が必要です。
  • もしくは構造計算の応力算定などで十分な強度安全確認の検討を要します。

7f-4 小屋桁部材仕口・浮きずれ不良事例(主要構造部材の小屋桁T字仕口強度が低下する不良象例)

小屋桁材がT字取合いの仕口部分で浮きずれ事象した欠格箇所
  • 当 小屋桁材検証例は屋根裏進入精査による木造2階建て新築建売住宅です。
  •  屋根裏に在置する小屋桁材が、桁材と桁材を接合するT字仕口部分で浮きずれ事象した接合欠格、ならび補強ボルト締付け緩み事象の施工不良と考査します。
  •  更に当該桁材直下の壁が大きく反り変形した事象も認められた状況から、当該事象は見隠れ部位の施工欠陥と言わざる得ない新築住宅構造物です。
7g 木造躯体・軸組み-梁部材編
大梁部材検証箇所象例大梁部材検証象例の所見と事例対象
  1. 引渡し前内覧会同行チェック
  2. 確認会同行
  3. 買主内見チェック立会い同行
  4. 契約前内覧会同行立会い

7g-1 小屋収納庫大梁貫通割れ事例(主要構造大梁部材の耐力強度に甚大な損失となる象例)

屋根裏側の大梁側面に著しく割れ事象した木材欠格箇所室内側の大梁側面にも同位部で木材貫通割れ事象した欠格箇所
  • この大梁貫通割れ事例は、新築木造2階建ての小屋裏収納庫付き建売住宅です。
  •  引渡し前買主内覧会同行時の屋根裏進入精査で検出した後に、是正確認会にて対称側面も合せて検証した小屋収納庫床大梁の貫通割れ損傷象例です。
室内側大梁側面の割れ幅を計測した検証結果
  •  住宅建築耐力上の主要な構造部材である大梁両側面同位に、❶幅0.6㎜以上のひび割れ事象を有する❷貫通割れが認められた実状から、「瑕疵が存する可能性が高く」およびJAS(日本農林規格)規格外の建築構造木材で架構築された新築建売住宅と考査します。

苦言:建築関連の知識と技能または販売で食べている者で在るならば、どの時点でも是非の確認・検討・判別・処置が出来た筈です。ひび割れ事象をカスガイ打ちで何とか成る的処置は、見分けられる者には挙動疑視を与えます。最後まで「欠陥」という単語を控えたのは「武士の情け」と受け止められたい。

7g-3 根太梁(2×10)部材貫通欠損不良事例(主要構造部材の床版根太梁耐力強度に支障ある象例)

床パネルの構造根太梁2×10材断面が貫通欠損した不良箇所
  • 当事象例は、新築木造3階建て枠組壁構法(2×4)の一戸建て建売住宅例です。
  •  当該事象は、構造耐力上主要な根太2×10材が垂直横架材(壁パネル枠)端部の上部で、直径30㎜以上の貫通した断面欠損が認められ、住宅構造耐録強度に「瑕疵が存する可能性が高い」枠組壁構法床構造欠格と考査します。

補足:法定工事監理者の不作為、および不用意で施工者勝手の貫通欠損事象であり、事象現況から新築木造住宅の強度耐久性能を軽視した欠格事例です。

7h 木造躯体・軸組み-筋かい部材編
筋かい部材検証箇所象例筋かい部材検証象例の所見と事例対象
  1. 買主内見チェック立会い内覧会同行
  2. 引渡し前内覧会同行チェック
  3. 確認会同行

7h-2 筋かい部材上端仕口・木口割れ損傷事例(耐震構造の強度耐力低下と住宅損傷を要因する象例)

筋かい部材が上端仕口で木口割れ損傷した不良箇所筋かい部材が木口割れ損傷した不良箇所の焦点
  • 筋かい上端仕口欠格事例は、木造3階建ての新築一戸建て建売住宅です。
  •  買主引渡し前内覧会同行の浴室天井裏覗い調査で検出した[筋かい材が木口割れ損傷]事象の構造部材不良事例です。
7i 木造躯体・軸組み-柱部材編
柱部材検証箇所象例柱部材検証象例の所見と事例対象
  1. 買主内見チェック立会い同行
  2. 引渡し前内覧会同行チェック
  3. 確認会同行

7i-1 柱脚耐震金具ホールダウンの締付け欠格事例(木造躯体・柱の耐震構造強度が喪失する耐力欠格象例)

柱脚耐震金具のホールダウンボルトが締付け未済した欠格箇所柱脚耐震金具のホールダウンボルトが締付け未済した欠格箇所の焦点柱脚部分の耐震金具ホールダウンのナットが締付け未済した欠格箇所
  • 当該ホールダウンボルト締付欠格象例は、木造3階建て準耐火建築物(外壁準耐)の新築一戸建て在来工法・建売住宅です。
  •  買主が引渡しを受ける前の内覧会同行チェックサポートにおける床下進入精査で発覚した、柱脚部・耐震接合金具のホールダウンボルトが締付け未済で欠格した、施工不作為事例です。
  •  住宅耐震耐力上主要な耐震補強金具である❶ホールダウンボルトのナット締付け不作為、❷目視検分可能な全ての部位に同事象が認められた実態、❸複数箇所の同種金具に同事象が認められ、加えて❹木造3階建て準耐火建築物における住宅品質性能確保性の欠落した現状から、耐震強度性能に支障ある部位の瑕疵が存在する新築建売住宅と考査します。
  •  最も地震力を受ける住宅建築物の平面角部分の事象例であり、1階・階段裏の外壁耐火被覆用の石膏ボード張りが欠陥した状態部位の一部が検出できた次第です。
    従って、壁裏内や天井の目視不可能な部位においても調査する事が重要です。

回想:建築技能以前の倫理と義務が喪失した、哀れな地元の建築施工業者でした(不打落水狗)

7j 木造躯体・軸組み-床束部材編
床束材検証箇所象例床束材検証象例の所見と事例対象
  1. 引渡し前内覧会同行チェック
  2. 確認会同行
  3. 買主内見チェック立会い同行
  4. 契約前内覧会同行立会い

7j-1 床束部材・接合部不良事例(床構造部を支保する構造耐力機能と性能維持が低下する不良象例)

床束材・接合のビス打ちが欠落した不良箇所床束材頭部接合のビス打ちが欠落した不良箇所の焦点
  • 床束取付け施工不良の当該象例は、木造2階建ての新築一戸建て建売住宅です。
  •  買主引渡し前内覧会同行サポート時に床下進入精査で検証した鋼製束接合部不良の施工欠格事例です。
  •  検証ほ結果、❶大引き材十字部位に鋼製束が接合部が位置していない、❷大引き材に接合する鋼製束上部プレートのビス打ち本数が満たしてない、❸他の箇所にも同種事象が認められる現状から、1階床構造性能に安全性と耐久性が低下した部位が存する建売新築住宅と考査します。
施工マニュアルに適ったビス打ち状態の施工良例施工マニュアルによる根太なし工法の鋼製束施工位置例

参考:右写真は施工マニュアルによる根太なし工法の鋼製束位置を示した画像と、弊社の別件で適切にビス打ちされた鋼製束上部接合良例です。

7j-3 床束部材・頭部接合ビス打ち未済事例(床構造部を支保する構造機能低下の不良象例)

床束材頭部接合のビスが打ち込まれていない施工不良箇所
  • この床束取付け施工不良象例は、木造2階建ての新築一戸建て建売住宅です。
  •  内覧会同行の床下進入精査で検出した鋼製束頭部の接合ビス打ちが未済の施工不良事例です。
  •  当工事で使用された鋼製束既製品の取扱書で定めたビス打ち施工仕様は、ビス(太さ4㎜長さ40㎜)4本で取付ける事で床束性能強度が認められているが、現状はその半分の❶ビス2本が取付け未済による床束性能強度の半減、加えて❷根太無し工法の鋼製束品材でないの実態から、住宅性能の安全強度と耐久性が低下した部位が存する新築建売住宅と考査します。

7j-5 床束部材・脚部接合剤充填不足事例(床構造部を支保する構造機能低下の不良象例)

床束材の脚部に専用接着剤が欠落した施工欠格箇所
  • この床束取付け施工不良象例は、新築一戸建ての木造2階建て建売住宅です。
  •  床下進入精査を伴う引渡し前内覧会同行で検分した鋼製束脚部の専用接着剤塗布が欠落した施工不良事例です。
鋼製束材の施工マニュアルに適った専用接着剤と釘打ちで併用接合された施工良例
  •  写真の鋼製束既製品の取扱書に定めある脚部金属板(フランジ)の取付け施工仕様では、接着剤35㎏〜40㎏をまんべんなく塗布し、接着剤がはみ出すまで圧着する施工法で床束性能強度が保証されてる。
  • しかし、現状は❶接着剤を塗布した痕跡が無く❷接着剤の圧着した形跡も無い検証結果から、住宅安全性能強度が低下した部位がある新築建売住宅と考査します。

7j-6 床束部材・脚部接着剤-接合欠陥事例(床構造部を支保する接合構造が失落した施工欠陥象例)

床下鋼製束材のベースプレート上面を接合剤で覆って偽装した悪質な施工箇所
  • この床束接合欠陥象例は、新築一戸建て在来工法の木造2階建て建売住宅です。
  •  引渡し前内覧会同行時に買主が是正要求した、鋼製束脚部の接着剤充填不足に因る接合不良箇所の是正欠陥象例です。
  •  内覧会後34日に提示された是正工事完了報告の当該部写真に不審性があり、是正工事完了確認会で再床下進入精査で発覚した、極めて悪質な是正工事欠陥です。

具申:買主の依頼人は弁護士と相談の上 訴訟されたご心中の痛みが、今でも蘇り 心痛するばかりです。

7k 木造躯体・軸組み-大引き部材編
大引き部材検証箇所象例大引き部材検証象例の所見と事例対象
  1. 契約前内覧会同行立会い
  2. 買主内見チェック立会い同行
  3. 引渡し前内覧会同行チェック
  4. 確認会同行

7k-1 大引き部材継手施工欠格事例(大引き部材の耐力強度と床構造維持に支障ある象例)

大引き部材の継手を床下中空で継いだ木建築架構工法に欠格箇所
  • 大引き部材継手施工欠格事例は、新築一戸建て建売住宅の木造2階建てです。
  •  1階床構造部材である大引き材を、床下中空で継いだ木建築架構工法に欠格した箇所です。
木建築架構工法の適格な大引き材継手工法例(旧住宅金融公庫共通仕様書より)
  • 継手切込みから❶150㎜以内に床束の支え、またはそれに類する支保がない、❷N75釘2本打ち施工の確証なき回答状況から、住生活での床たわみ、および日常地震などに因る継ぎズレ・部材損傷の恐れある新築住宅と考査します。(参考:右図示は適正な大引き継手の施工方法)

人声天語:日曜大工レベルの下請け方が無償で作ったにせよ、住宅販売会社の売主さんや工事元請会社の現場管理責任者の方、ならび00㎡を超える規模の法定工事監理者をされた建築士資格者の先生方、瑕疵調査人や判事の目前でも「…解りません。…問題ありません。」と主張するのですか。

7k-2 大引き材・接合部の朽ちり大死節不良事例(大引き材仕口部の構造強度と床構造耐力に支障ある象例)

接合部の大引き材に朽ちた大死節の不良箇所
  • 当該 朽ちり大節不良象例は、新築一戸建ての木造2階建て建売住宅です。
  •  1階床構造の要である大引き木材が土台に接合する部分に、朽ちた大節が在する現状にて、1階床構造の強度と耐久性に支障及ぼす部位が在する新築一戸建て在来工法の2階建て建売住宅と考査します。

補足:節の部分は粘りがない故にその限界を超えた時は割れて崩壊する性質の物理作用がある。

7k-3 大引き部材多量含水不良事例(主要構造部材の土台材耐力強度低下、腐朽・蟻害を加速させる象例)

大引き材が異状に含水した欠格箇所大引き部材の含水率計測にて30.9パーウエット値を検証
  • 当例の含水率検証は、新築一戸建て木造3階建て住宅床下の大引き部材です。
  •  1階床構造部材の大引き材に多量に含水した木材で施工された象例です。
  • 照会検証箇所は、リンビング・ダイニング床下内部の適宜な自然換気を有する状況です。その状況下での検証結果は、❶含水率30.9゚/wtを検出し、❷他所においても同様値が検証された実態から、住宅安全1階床構造部の大引き材に多量な含水木材が在する新築木造住宅と考査します。
大引き部材一般の含水率は平均10パーウエット値の計測例(参考:右写真は当社計測物件平均の良好な大引き材含水率)

回想:売主側の後日検査報告では「含水率に異常はありませんでした…」の口頭説明を受けたが、含水率値を含む具体的な内容文面の報告書は未提出状態であった。このような木材を使ってまでコストダウンを行い、テレビ広告する大企業のコンプライアンスが私どもには理解できない。「聞いて極楽 見て地獄」の慣用句が思いよぎる案件でした。

7k-4 大引き部材白カビ着生異状事例(床構造木部材の腐朽に因る耐久耐力強度低下および住生活健康安全性に支障およぼす象例)

大引き材側面の大節部分に白カビが生殖した構造部材欠格箇所拡大した大引き材死節割れ部分に白カビが生殖した部分
  • 新築一戸建て建売住宅の木造2階建て・完成後2ヶ月の物件です。
  •  引渡し前買主内覧会の立会い同行時に床下進入精査で検証した、1階床構造部材の大引き木材に白カビが着生した異状な象例です。
  • 白カビが着生箇所は、大形流れ節の髄芯で死節割れした部分です。
  •  検証の結果、床下換気上支障なき部位の大引き材木部に❶白カビが着生❷土台木材を含む他箇所に点在、およ❸びひび割れ死節を含有する大形流れ節が混在した部材で建築された現状から、住宅安全1階床構造部の大引き材に白カビが着生、ならび欠点木材が在する新築木造住宅と考査します。

伺候:この住宅を売られる不増産会社の代取・工事を請負った施工会社の代表、そして建築工事を監理する法定有資格者・皆様のお宅もこのような材を使ったマイホームにご家族とお暮らしなのでしょうか。

7k-5 大引き部材目割れ損傷事例(床構造部大引き材の耐力強度と耐久維持性能に極めて支障ある象例)

大引き下端角部分の目割れが裂開事象した部材欠格箇所目割れとも呼ばれる木材欠点の原木断面の目廻り部分(資料-兵庫県丹波年輪の里)
  • 新築木造3層階建て・完成1ヶ月内の一戸建て住宅建売物件です。
  •  引渡し前内覧会同行による1階床構造部材の大引き材に目割れ(目廻り割れ)した損傷事例です。
  •  床構造耐力上主要な大引き材の目割れ事象部分は、柾目面の目廻りが❶目割れした❷幅0.3㎜以上0.5㎜未満でひび割れており、❷同材同種の欠点事象が他所に存する現状から「瑕疵が存する可能性が一定程度存する」と診査でき、新築木造住宅の安全強度と耐久性能に支障ある新築木造住宅と考査します。

回想:学生時代に木材店の片隅で除去分別された中に「目まわり」らしき木材を知見した事はあるが、住宅建築の構造部材調査で再見するとは想定外の時代です。そして2013年頃よりこの様な欠点木材が、年ごとに増加している実状を憂うばかりです。

7k-6 大引き部材ひび割れ損傷事例(床構造部材の大引き材耐力強度と耐久性能に支障ある象例)

大引き材裏面に過大なひび割れ事象した不良箇所大引き材裏面に著しくひび割れ損傷した不良事象箇所大引き部材が土台材取合い部でひび割れ事象した不良箇所
  • 本大引き部材検証例は、在来工法木造2階建て新築一戸建て住宅物件例です。
  •  1階の生活歩行床部位を支える構造部材の大引き部材に著しいひび割れ損傷が生じている引渡し前の建売住宅現状です。
大引き部材のひび割れ事象部分をクラックゲージ計測で検証
  • 床下進入精査において、床構造耐力上主要な大引き材下端面部分に幅0.5㎜以上のひび割れ事象が点在しており瑕疵が存する可能性が高い」状況から、床構成部材強度の耐久性および安全性を危惧する不良事象と考査します。
  •  当該住宅を鑑み構造耐力上の安全性に関する理論的根拠の証明文面が必要とする現況あり、またKD材(乾燥木材)か否かの質問に対しても、それを理解できない売主業者は不明な「グリーン材仕様」を口頭回答するばかりでは、住宅購入消費者の買主も納得できないと考察します。

回想:結局その証明が提示されず、結果 売買契約は違約金無し・契約金は100%返納の「白紙解約」で和解に至った、記憶深い新築内覧会買主同行の調査依頼案件でした。

尚、その後に当物件を仲介した不動産会社の担当者は、その事態がよほど悔しかったのか、インターネットの「口コミ」や「評価」サイトへ同行を依頼した買主を装って事実無根の作文を投稿したようですが、その感情は売主業者に向ける道理も知らない本末転倒の実行者で在った、記憶も蘇えります。

7k-8 大引き材朽ち節欠け不良部材事例(床構造大引き部材の耐力強度と耐久維持に支障ある象例)

大引き材下端面に朽ち節部分が欠けた部材不良箇所
  • 当大引き材の朽ちた節不良象例は木造2階建ての新築一戸建て建売住宅です。
  •  引渡し前再内覧会同行でチェックした1階床構造部材の大引き材が朽ち節欠けした不良木材事例です。
  • 大引き材下端部の❶たわみ応力上重要な部位に、❷繊維が朽ちて欠け始めた大形流れ節の事象検証から、1階床構造部の大引き材に耐久性が著しく低下する欠点部材が混在する、住宅構造耐久性に支障ある新築木造住宅と考査します。
7l 木造躯体・軸組み-土台部材編
土台部材検証箇所象例土台部材検証象例の所見と事例対象
  1. 契約前内覧会同行立会い
  2. 引渡し前内覧会同行チェック
  3. 買主内見チェック立会い同行

7l-1 土台部材サイズ欠格事例(主要構造土台部材が設計応力強度を満たさない設計強度欠格象例)

土台部材がサイズ欠格した設計強度不足箇所
  • この土台材サイズ検証象例は新築木造3階建ての一戸建て建売住宅物件です。
  • 売買契約の添付図書で指定された土台材サイズは105㎜であるが、実物現状は100㎜サイズの土台材で建てられた構造部材欠格住宅の象例です。
  •  床下進入精査での無作為抽出による測定では、各所に点在が確認された検証から、木造住宅安全構造部材に欠格ある新築住宅と考査します。

補足:売る手側の「図面を差換えます」などは論外な偽装口述であり、住宅構造物の安全性が確保される訳ではない。論点外れの曖昧怪説は耳に入れず、以後の対策を思考することが重要です。

7l-3 土台部材多量含水不良事例(主要構造土台部材の耐力強度低下および腐朽・蟻害を加速誘因する象例)

土台部材が多量に含水した不良木材箇所土台部材の含水率計測にて29.2パーウエット値を検証
  • 新築一戸建て木造3階建て住宅の主要構造土台部材を検分した事例です。
  •  主要構造部材の床下土台に多量含水木材実態の象例です。
  • 検証箇所写真は床下人通口を跨る土台部材です、土台木材を含水率計器で計測した結果は❶29.2゚/wtの含水率であり、❷他箇所にも同程値を検知した現状から、床下換気機能不良および住宅安全構造部に木材不良が存在する新築木造住宅と考査します。
土台部材の一般的な含水率標準値10.6パーウエットを計測した実例

参考:右写真は別件での当該事象箇所と同じ床下人通口部位で計測した含水率10.6゚/wt値の検証例です。

7l-4 土台部材白カビ着生異状事例(主要構造部木材の腐朽加速性要因・木材強度低下加速・住宅耐久維持性低下・住生活健康安全性に支障およぼす不良象例)

土台部材に白カビが着生殖した不良箇所他の土台部材にも白カビが着生殖した不良箇所
  • 新築一戸建て建売住宅(完成後10ヶ月)の木造2階建て事例です。
  •  引渡し前買主確認内覧会の立会いサポートによる床下進入精査で予備検証した、主要構造部材の土台木材白カビ着生異状の象例です。
  •  白カビ着生事象の範囲は、リビングや洋室の床下広範に点在する現状から、主要な構造部材である土台材白カビ着生に因る木材腐朽が加速する要因、木材強度維持性の加速低下に繋がる住宅耐久維持性低下、および住生活健康安全性に支障およぼす新築住宅と考査します。

回想:床下から這い出た依頼人と検査員が検証映像を確認している中、仲介不動産の担当者が「この白いものは何ですか?」とずねられ、依頼人は「それは私があなたに言う質問です」と返した。正面向いの販売中物件2階窓から終始様子を窺っていた売主業者達は姿を隠した時間は、23時30分を過ぎていた。

7l-6 土台部材目割れ損傷事例(主要構造部材の土台耐力強度に支障ある象例)

土台下端部の年輪方向にひび割れ事象した損傷不良箇所土台下端角部分の目割れが裂開事象した部材欠格箇所
  • 当該土台材検証象例は、新築木造2階建ての一戸建て建売住宅物件例です。
  • 引渡し前内覧時の買主検査立会いで床下進入精査にて検出した、主要構造部材の土台材・目割れ(目割れ・目廻り)損傷欠格事例です。
  •  左上段の目割れ部分の土台ひび割れ事象検証では、床構造耐力上主要な土台部分の側面下部に幅0.3㎜以上0.5㎜未満のひび割れがあり「瑕疵が存する可能性が一定程度存する」事象状況ながら、新築木造住宅の安全強度と耐久性能を危惧する不良事象です。
目割れとも呼ばれる木材欠点の原木断面の目廻り部分(資料-兵庫県丹波年輪の里)
  •  左下段は土台材の目割れ部分が裂開はじめた状態の材木崩壊前兆と考査できる要経過監視箇所です。

知見:局部で治まらず年月経過に伴って土台部材の深部に達しないとの保証はない実状にて、製品責任を負う材木屋さんは扱わず、目利きの大工さんも仕入れない、との認識と確信が喪失した按検でした。

7l-9 土台部材著しい欠点混在事例(主要構造部材の土台耐力性に支障及ぼし得る象例)

土台部材に著しい欠点が混在事象した支障およぼし得る箇所ハチクイと呼ばれる木材欠点の状態(資料-吉野中央木材)
  • 当該土台材の欠点混在象例は新築木造2階建ての一戸建て建売住宅物件です。
  •  土台下端部の節の周りに防腐防蟻剤が過浸透して焦げ茶色に見える部分が「ハチクイ」(通称)と考察する欠点混在の構造材不良箇所です。
  •  土台部材の欠点検証では、スポンジ状にふわりとした❶欠点部分が大きく、❷他所にも検出された現状から、主要構造土台部材に欠点混在木材を使用した住宅耐久性に支障およぼし得る新築住宅と考査します。

知見:建築木材における構造部材の欠点とは、樹材特性の構造性能が失われる部分を指し、死節・あて・割れ・変色・朽れなどが代表され、銘木材を除き建築系での過大な欠点が混在する木材は避けている。
尚、ハチクイ欠点は虫が産卵した虫穴や生まれた幼虫が抜け出す通り道の痕跡と云われている。

7m コンクリート躯体・基礎梁編
基礎梁検証箇所象例基礎梁検証象例の所見と事例対象
  1. 引渡し前内覧会同行チェック
  2. 確認会同行
  3. 買主内見チェック立会い同行
  4. 契約前内覧会同行立会い

7m-1 基礎梁・位置ずれ不良事例(主要な木構造部材の土台耐力維持性能に支障およぼす象例)

基礎梁の位置がずれ事象した不良施工箇所基礎梁の位置がずれた施工不良箇所
  • 基礎梁位置ずれ不良事例は、木造2階建て新築建売住宅の引渡し前内覧会で検証した象例です。
  •  地震や強風から住宅建築物を支え守る基礎梁が土台材配置箇所から位置ずれした施工不良に因る現状であり、地震・強風に対する短期応力強度の低下および土台部材耐力維持性能に支障ある事象と考査します。
基礎梁が位置ずれ箇所の一般的な改修是正事例

補足:法定工事管理者ならび建築技術者、加えて販売住宅の物件確認を行った方々には常日頃から見慣れた事象と窺われます。
弊社の床下調査では15年程前に1度検出した以来の象例であり、今だに存在する施工ミスです。左図は当該施工ミス箇所の一般的な改修是正工事の一例ですが、重要な点は有資格者による構造強度耐力計算で必ず検討する事です。

7m-2 基礎梁・欠損の甚大な強度低下事例・外壁水切り金物損壊事例・基礎貫通配管形態不良事例(主要構造部損傷欠損甚大に因る構造耐力安全に支障ある施工欠格事象)

基礎梁欠損甚大な欠格および外壁水切り金物損壊と基礎貫通配管形態の不良箇所基礎梁欠損甚大な欠格箇所の焦点
  • 当基礎梁検証例は新築木造3階建て準耐火構造建築物の戸建て建売住宅です。
  • 基礎構造詳細は記述しませんが、写真でも考察可能な基礎梁部を破壊した欠損部分を通常モルタルで隠し塗りした施工痕跡です。
  • 構造耐力上主要な部分に深さ20㎜以上の欠損現状から「瑕疵が存する可能性が高い」極めて悪質な施工実例です。
  •  近年の新築戸建て住宅とは到底思えない現況に、己の目を疑った建売3階建て住宅引渡し前の基礎実態です。構造上主要となる基礎の耐久性低下以前に重要視すべき、構造強度の安全性が危機に瀕する実状と言わざるを得ません。

回想:因みにこの新築建売住宅の売主は、前回 改修是正工事の完了を装った"是正ふり逃亡"行為で買主に不当検収をさせた前歴ある社会倫理無視の住宅会社でした。

7m-3 基礎梁・貫通割れ欠格事例(主要構造部の耐震強度と耐力性安全に支障及ぼす象例)

基礎梁の人通口下端が貫通割れで破断した鉄筋コンクリート躯体欠格箇所
  • 基礎梁貫通割れ欠格事例は、軽量鉄骨造2階建ての新築一戸建て建売住宅です。
  •  主要な構造部の基礎梁における地震力が集中する人通口下端部分の鉄筋コンクリートに、貫通割れ事象した構造部破断現状を検証した施工欠格象例です。
  •  他の人通口にも同部位で破断事象が認められた現状から[瑕疵が存する可能性が高い]基礎構造がある軽量鉄骨造2階建ての建売住宅と考査します。

参考資料:住宅紛争処理の参考となるべき技術的基準(建設省告示第1653号)

新築一戸建て内覧会同行サービス実績の基礎梁貫通割れ欠格事例へ戻る

7m-4 基礎梁下端・錆び汁不良事例(主要構造部の基礎耐久維持性能に支障ある象例)

基礎梁下端で錆び汁が流出した不良箇所錆び汁流出部分を拡大した基礎梁下端部位基礎梁下端の露出鉄材が腐食した錆び塊不良箇所
  • この基礎梁の検証象例は、新築木造2階建ての一戸建て建売住宅です。
  •  引渡し前買主確認内覧会の立会いサポートによる床下進入精査で予備検証した、基礎梁下端に鉄材の錆び汁が流出した不良象例です。
  •  基礎梁の錆び汁検証では、構造耐力上主要な部分の基礎梁下端に、基礎コンクリート内から突き出た鉄材が原型無きまで錆び塊化し、更にコンクリート躯体内から錆び汁が流出した痕跡現状から、[瑕疵が存する可能性が高い]部分が点在する基礎実態であり、住宅耐久性に支障ある一戸建て建売住宅と考査します。
新築住宅完成時の一般的な状態事例新築住宅完成時の一般的な状態箇所の焦点
  •  右写真は、床下内部側から基礎梁下端を撮影した新築住宅完成時の一般的な状態事例です。

参考資料:住宅紛争処理の参考となるべき技術的基準(建設省告示第1653号)

7m-6 基礎梁下端・欠損不良事例(主要構造部の基礎耐久維持性能に支障ある象例)

基礎梁下端が損壊欠損した不良箇所基礎梁下端が損壊欠損した不良箇所の全景
  • 本事例は、新築木造3階建て建売一戸建て住宅物件の基礎梁検証象例です。
  •  軽微な事象と思われる方もおられるでしょうが、基礎耐圧版と基礎梁を打ち継ぐ取合い端部における鉄筋の被り厚さ下落に因る耐久性低下を誘因する構造体不良事象です。
  • 当事象検証では、構造耐力上主要な基礎梁側部の下端部分に深さ5㎜以上20㎜未満の欠損が生じており「瑕疵が存する可能性が一定程度存する」基礎構造部位の施工不良事象です。

7m-8 基礎梁上端・はつり損傷不良事例(主要構造部の基礎耐久維持性能に支障ある確信性施工不良事象)

基礎梁上端が欠損事象した不良箇所基礎梁上端が欠損事象した不良箇所の全景
  • 当基礎梁検証事例は、新築軽量鉄骨2階建て構造物の一戸建て建売住宅です。
  • 当物件も精査数値は記述できませんが、構造耐力上主要な基礎側部上端に深さ5㎜以上20㎜未満の欠損から「瑕疵が存する可能性が一定程度存する」基礎構造躯体の不良事例です。

苦言:仮に、部分的な形枠バースト孕み部を削ったにせよ、当該基礎構造の強度品質および耐久性能に関する安全根拠を示した説明を"売買契約前に住宅購入消費者へ説明了解を得る"社会的な販売現物説明責任の必然性がある事象と考えます。

7n コンクリート躯体・べた基礎-耐圧版編
べた基礎耐圧版検証箇所象例べた基礎耐圧版検証象例の所見と事例対象
  1. 契約前内覧会同行立会い
  2. 引渡し前内覧会同行チェック
  3. 買主内見チェック立会い同行

7n-1 耐圧版・ひび割れ損傷事例(主要構造部の耐力強度安全性に支障ある象例)

べた基礎耐圧版上部にひび割れ損傷事象した不良箇所ひび割れ損傷事象部分をクラックゲージで適否検証
  • この耐圧版ひび割れ事例は、軽量鉄骨造2階建ての建売住宅で検出した象例です。
  •  引渡し前内覧時の買主検査立会いで床下進入精査にて検分した、住宅建築の主要な構造部であるべた基礎の耐圧版上部にひび割れ損傷した事例です。
  • ひび割れ事象検証では、割れ幅0.3㎜以上0.5㎜未満の事象が長さ3.5メートル以上に亘ってひび割れた現状から「瑕疵が存する可能性が一定程度存する」基礎耐力上支障ある著しいひび割れ実態と考査します。

補足:改修は幾多の施工法にて可能ですが、事象原因の分析結果による適切な是正工事が重要であり、建築施工技能で左右されます。
くれぐれも"モルタル盛り着け隠し"による是正騙しにご注意ください。

7n-2 耐圧版・進行性裂け割れ異状損傷事例(主要構造部の耐力強度安全性に支障ある象例)

べた基礎耐圧版上部に進行性裂け割れ損傷事象した不良箇所べた基礎耐圧版上部に進行性の裂け割れ損傷事象した異状な不良箇所床下収納ケース裏下のべた基礎耐圧版上部に進行性の裂け割れ損傷事象した異状な不良箇所
  • このべた基礎検証事例は、新築木造2階建て建売住宅の契約前物件象例です。
  • 当該事象はひび割れした箇所を何度かモルタルで塗り隠しされた痕跡部分に新たな裂け割れが生じている進行性裂け割れ現象にて、由々しき裂け割れ事象の基礎躯体構造損傷です。
  •  現況の裂け割れ検証では、構造耐力上主要な基礎耐圧版上面のモルタル材補修部分に長さ3メートル以上に亘って幅0.3㎜以上0.5㎜未満のひび割れ再発している現状から「瑕疵が存する可能性が一定程度存する」基礎耐力上極めて危惧する進行性の裂け割れ事象です。
  •  本事象も 消費者である買主さんの目には軽微な不具合と認識されやすい不良事象であり、稀に売主側説明者から「これ位のひびは…問題ない!」怪説で断言されて、新築住宅を購入したいと一心と半信半疑で鵜呑みにして、異変承知で購入残金を支払って引渡しを受けてしまう買主さんもおられるようです。

回想:本事例は売主会社が立ち会わない契約前内見の検証ケースにて、事象原因の質疑や是正方法回答が得られない契約前の内検調査でした。

その後、売り手側の惑わし怪説や他業者の無根拠話しを理由付けして「構造上心配な程でもなく良い物件だったらしいって結論に至り」…などと「口コミ」や「評判」のインターネットに名指し投稿された」記憶深い事例です。すなわち、購入される方々の主観性でその許容判断は十人十色と言うことです。

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